こんにちは
PST広報の神山です。
今回のテーマは
「身近な雑学 オリーブオイル 編」
オリーブオイル
オリーブ・オイル、またはオリーブ油は、オリーブの果実から得られる植物油である。 ウィキペディア
オリーブオイルは健康に良いとメジャーなものですよね!
色々な料理にも大活躍!
今回は
あらためて調べてみることにしました。



オリーブオイルの種類は細かく分けると8種類。その中でも大きく分けると3つに分類することが出来ます。
- バージンオリーブオイル
- 精製オリーブオイル
- オリーブオイル
これらの選別の基準には酸度が大きく関わっています。
酸度とは、オリーブの成分の1つである「遊離オレイン酸」の割合のことを指します。
遊離オレイン酸の割合が少ないものほど酸化しにくく、上質なオリーブオイルといえるのです。
分類 バージンオリーブオイル
バージンオイルとは化学的な処理を一切行わず、オリーブの果汁をろ過しただけの天然のオリーブオイルのことを言います。その中でも4種類のオイルがありますので、それぞれの特徴と共に紹介していきます。
品質
★エキストラバージンオリーブオイル
酸度0.8% 精度250(mg/kg)
(官能検査により完全な食味を持っているとされたもの)
エクストラバージンオリーブオイル
酸度は0.8以下で、オリーブオイルの中でも最も上質なオイルといえます。
果実から作られるオリーブオイルの1番ですから、フルーティーな味わいが特徴とされています。風味が良いため、食用として重宝される1品です。
★ファインバージンオリーブオイル
酸度2.0% 精度250(mg/kg)
(官能検査により若干の風味が損なわれているもの)
ファインバージンオリーブオイル
酸度は2.0以下で、エクストラバージンオリーブオイルとほとんど変わりません。唯一の違いといえば酸度くらいなものです。風味も良く高品質といえます。
★オーディナリバージンオリーブオイル
酸度3.3% 精度300(mg/kg)
(官能検査により複数の欠点があったとされるもの)
オーディナリーバージンオイル
酸度は3.3以下で、上記の2つに比べると少し辛みや苦みを感じられます。ですが、食用として使用することもできるので、品質は良いと言えると思います。
★ランパンテバージンオリーブオイル
酸度3.3% 精度300(mg/kg)
(官能検査により多くの欠点が認められたもの)
ランパンテバージンオリーブオイル
酸度は3.3以上。バージンオリーブオイルのなかでは、低品質になります。
名前の由来が灯油から来ている背景もあり、食用には不向き。使い道としては、精製して上記の上質なオイルとブレンドして使用します。
分類 精製オリーブオイル
科学的に還元したオリーブオイル。基本的には料理や食品にはつかえないオイルですが、精製することで調理などに使えるようになります。
品質
★リファインドオリーブオイル
酸度0.3% 精度350(mg/kg)
(ランパンテを精製したもの)
精製オリーブオイル
バージンオリーブオイルで紹介したランパンテを精製したものを指します。においをなくし、色を整えるなど手を加えて、最終的には酸度0.3以下にしたものがこの精製オリーブです。
★リファインドオリーブポマースオイル
酸度0.3% 精度350(mg/kg)
(バージンオイルの絞りかすから科学的に溶剤抽出したもの)
精製オリーブポマースオイル
ランパンテを精製する際にでた絞りカスから、さらに有機溶剤をつかって抽出したもの。酸度は0.3以下。
分類 オリーブオイル
(ピュアオリーブオイル)
精製されたオリーブオイルとバージンオイルを混ぜ合わせたオリーブオイル。一般的に売られているものはこのオリーブオイルがメインです。
品質
★オリーブオイル(ピュアオリーブオイル)
酸度1.0% 精度350(mg/kg)
(精製オリーブオイルとバージンオイルのブレンド)
ピュアオリーブオイル
酸度は1.0以下。精製オリーブオイルとバージンオリーブオイルを混ぜ合わせたもので、スーパーなどで目にする機会の多いオイルです。
オリーブオイルとしか表記のないものが、このオイルの事だと思ってください。食用ではありますが、調理に使うのが一般的ですね。
★ファインバージンオリーブオイル
酸度1.0% 精度350(mg/kg)
(オリーブポマースオイルとバージンオイルのブレンド)
オリーブポマースオイル
酸度は1.0以下。ピュアオリーブオイルと原理は一緒ですが、混ぜ合わせるものが精製オリーブポマースオイルであるという違いがあります。
このオイルには、一般的に販売する際、正式名称を表示する義務がありますので、ピュアオリーブとの違いはそこではかりましょう。
イタリアでは、オリーブオイルの選別基準が法律になっている程厳しく、裏を返せばそれほど大切にされているオイルといえます。 国際オリーブオイル協会(IOOC)の規定によるオリーブオイルの分類
参照・引用 こんなにあるの?オリーブオイルの種類と選び方 | ピントル
オリーブオイルの使い分け
生食か加熱か
生食なら
加熱なら
エクストラバージンオリーブオイルに含まれる成分と効果について
生活習慣病や心臓病の予防など、私たちの健康に関するオリーブオイルの有効性は世界が認めるところです。アメリカの食品医薬品局(FDA)は「1日スプーン2杯のオリーブオイル摂取」を勧めており、欧州食品安全局(EFSA)では2011年にオリーブポリフェノールのオレウロペインは「抗酸化作用があり、それによって血中コレステロールから身体を守る」として健康強度表示を認めています。
痛みを抑える
オリーブポリフェノールの1つ・オレオカンタールは、鎮痛薬成分のイブプロフェンと同じように作用するという研究結果が発表されています。
骨粗しょう症を防ぐ
オリーブの葉や若い実に多く含まれるポリフェノール・オレウロペインやその代謝産物ヒドロキシチロソールによって骨密度の低下を防いだり、関節炎を改善するという研究が報告されています。
がんのリスクを下げる
オリーブオイルの日常的摂取で、乳がん、大腸がん、胃がん等のリスクを下げるという報告があります。オレイン酸やポリフェノール類の持つ抗炎症作用・抗酸化作用が働くと考えられています。
生活習慣病を予防
オレイン酸がインスリンの働きを良くして糖尿病を防いだり、LDLコレステロールを下げたり、またポリフェノールが抗酸化に働くなどして、生活習慣病の予防作用が期待されています。
便通改善
オレイン酸が多く含まれるオリーブオイルは小腸で吸収されにくく、腸管内の滑りを良くします。また大腸を刺激して、排泄を促すと考えられています。
美白作用
オレウロペインとヒドロキシチロソールが強力な抗酸化力を持ち、シミを防ぐ成分グルタチオンの働きを高めることがわかりました。
その他
いくつもの研究で、地中海型の食生活でアルツハイマー病、パーキンソン病の発症率に有意な低下が見られました。その理由の一つがオリーブオイルにあると考えられています。
オリーブオイルで美肌
昔も今も、オリーブオイルは食べるだけでなく、美容のためにも用いられています。古代ギリシャでは、皮膚の保護や鎮痛のために身体に塗っていました。また、美人で名高い古代エジプトの女王クレオパトラも、美肌のためにオリーブオイルを直接肌につけたり、入浴剤としてバスタブに入れたりしていたと伝えられています。現代では、オリーブオイルが多くのスキンケア用品に活用されているのみなさんご存知でしょう。
直接塗って、美肌・美髪へ
人の皮脂に含まれる天然の保湿成分スクワレンが、オリーブオイルにも含まれていてるため、肌につけてもなじみが良く、肌や髪の潤いを保持。また、トコフェロール、ポリフェノール類は肌を酸化から守ります。さらに、オリーブオイルに含まれるオレイン酸には、肌に塗布すると他の成分が皮膚に吸収されるのを促進する作用があるので、オリーブオイルをスキンケア用品の主体にするのは理にかなっているのです。
食べてアンチエイジング
健康・美容に良い成分がいっぱいのエクストラバージンオリーブオイルは、アンチエイジング食品。トコフェロール、ポリフェノール類が酸化を防ぎ、身体の中から若々しさを保ちます。
オリーブオイルさすがですね。
早速、自分に合うオリーブオイルを見つけたいと思います!!
保管の仕方も大事だそうで。光に当てないようにが長持ちする秘訣みたいです。
今回もResilience Days 読んで頂きありがとうございました。
次回は「身近な雑学 納豆 編」です。
またResilience Days をよろしくお願い致します。