Resilience Days

〜 レジリエンスの日々 〜

片頭痛/偏頭痛(へんずつう)について

こんにちは
PST広報の神山です。

 

今回のテーマは

「片頭痛/偏頭痛について」

 

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片頭痛/偏頭痛とは

前兆のない片頭痛は、ズキズキとする頭痛が数時間~3日間持続し、多くは頭部の片側(約60%)で起きますが、両側(約40%)に痛みが出る場合もあります。 階段の昇り降りなど、日常的な運動で症状が悪化し、吐き気や嘔吐(おうと)症状が出たり、もしくは光と音に対して過敏になったりします。

 

 

引用  片頭痛 (へんずつう) 病名から探す| 社会福祉法人 恩賜財団 済生会

www.saiseikai.or.jp

 

一般的な頭痛と片頭痛の違いは、痛みの現れ方で判別されます。

 

「ズキン、ズキン」「ドクン、ドクン」と心臓の鼓動に合わせて痛みを感じたり、頭の片側だけが痛んだり、歩いたり、姿勢を変えるだけで痛みが強くなることもあり仕事や家事、睡眠に支障をきたすほど強い痛みがあるのが、片頭痛の特徴です。人によっては月に1回〜数回の頻度で片頭痛が起こり、一度痛み始めると数時間~数日間続くこともあります。

体調が悪いときやお酒を飲み過ぎた時の頭痛とは違い、頭痛薬を飲んでもなかなか痛みが和らぎません。しかし、我慢してしまう人も多いようです。

 

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片頭痛の前兆
片頭痛は「予兆や前兆を伴うもの」と「伴わないもの」に分けられ、前兆を伴う頭痛は全体の20〜30%と考えられています。

片頭痛の代表的な前兆は視覚や感覚の障害ですが、ごくまれに言葉が出てこなくなる症状や、一時的に身体の半分が麻痺してしまうこともあります。

 

<片頭痛の主な前兆>

明らかな頭痛発作が起こる1日くらい前から数時間前に発生します。あくび、落ち着きのなさ、イライラ、空腹感、集中力低下などの神経精神症状が出ます。片頭痛の20%位の人に、予兆が起こると考えられています。

 

閃輝暗点(せんきあんてん)
代表的な片頭痛の前兆です。目の前で光が点滅し、それが次第に大きくなっていき、視界が欠けてしまう症状です。一時的に片目が全く見えなくなったり、視界の中心がぼやけることもあります。通常は15~30分程度で消え、その後、頭痛が始まります。


顔や手足のしびれ
感覚障害の一種です。顔や腕、脚がしびれ、チクチクした感覚が現れます。その間、話したり、文章を書いたり、物事を考えることが困難になる場合もあります。


首筋や肩のこり、生あくびなど
首筋や肩のこり、生あくびなどが片頭痛の前兆としてみられる場合もあります。前兆だと気づかないことが多いですが、実は最も頻発する前兆だと言われています。

 

片頭痛の主な原因

「頭部の血管の拡張」

気圧などの外的刺激、またはストレスや生活習慣による脳の血管拡張によって、頭痛を感じると考えられています。まだ全てが明らかになっているわけではありませんが、血管拡張の仕組みについては次の3つの説が有力とされています。

 

血管拡張によって片頭痛が起こる仕組み


(1)神経ペプチドの分泌-三叉神経血管説
目、鼻、口、顔面などの感覚を司っている脳神経の中で最も太い神経系「三叉神経」は、ストレスなどの刺激を受けると圧迫され、「神経ペプチド」と呼ばれる痛み物質を放出します。これが、血管の拡張と炎症を引き起こし、この刺激による興奮が脳に伝えられて、吐き気・嘔吐や頭痛につながります。

(2)セロトニンの過剰分泌
過度のストレスや何らかの刺激により、血小板から大量のセロトニンが分泌されます。大量のセロトニンが分泌されると、一時的に脳の血管は収縮し、前兆が起こると考えられます。

しかし、時間の経過とともにセロトニンが分解・排出されていくと収縮していた血管が急激に拡張し、拍動性(脈に合わせてズキン、ズキンとする)の頭痛が起きると考えられます。なお、セロトニンとは、心のバランスを整える作用のある神経伝達物質で脳内のセロトニンが適切になると精神的なバランスが整い、ストレスの解消に役立つとされています。

(3)血糖値の変動
血糖値とは、血液中のブドウ糖濃度のこと。ブドウ糖は全身の細胞のエネルギー源となるため、生きるためは不可欠な栄養素です。そのため、血糖値が下がると、血糖値を上昇させる働きのあるノルアドレナリンやアドレナリンなどのホルモンが分泌されます。

しかし、こうしたホルモンは同時に心拍数の上昇や脳の覚醒といった作用を持っているため、それにより脳の血管が過度に収縮・拡張して片頭痛の原因になると考えられています。また、低血糖時の脳への血流量の低下を補うため、血管が拡張しやすくなることも考えられます。

片頭痛の原因となる血管の拡張は、外的な刺激によるものとストレス、生活習慣によるものなどに分けられます。原因別に対処法をまとめました。

 

外的刺激によるもの
片頭痛の原因として最も多く挙げられるのが、気圧や季節の変化などによる外的刺激から起こる血管の拡張です。

 

気圧・季節による片頭痛
季節の変わり目、天気が悪い時などに頭痛が起こりやすいのは、気圧が関係しています。気圧の変動で脳の血管をおさえていた圧力が下がると血管が拡張し、周囲にある神経を刺激してしまうために頭痛が起こると考えられています。

季節や天気は、自分の力ではどうすることもできません。拡張した血管を収縮させるために、下記のような応急処置を行うとよいでしょう。

 

<対策>

カフェインに対応力がある人の場合、コーヒー・紅茶・緑茶などで適量のカフェインを摂取するのが有効なことがある(カフェインには、脳の血管を収縮させる効果があります。コーヒーであればカップ2杯程度が適量です)
ただし、カフェインを代謝する遺伝子に特徴があって、カフェインが上手く排泄できない人や、カフェインに含まれるメチル基に対応力がない場合は逆効果です。
また、夕方以降にカフェインを摂るのは、睡眠不足を招くため厳禁です。
冷たいタオルなどで頭を冷やすのも時に有効(冷やし過ぎには注意)

 

 

外部からの強い刺激によるもの
敏感な人は強い光や匂い、騒音などの強い刺激によって脳の血管が膨張し、頭痛を起こすことがあります。また、まだ研究中ですが、家電などの電気製品・電子機器や様々な電磁波も片頭痛を起こす可能性があります。

 

<対策>

日中、こまめに気分転換をする
強い光を避ける、またはサングラスや日傘、帽子などを持ち歩く
騒音を避ける、または耳栓や音楽プレーヤーなどを持ち歩く
家電などの電気製品・電子機器から遠ざかる

 

 

生理によるもの
女性の場合、生理前の頭痛に苦しんでいる人も多いもの。これは、エストロゲン(女性ホルモン)の減少が原因だと考えられています。女性ホルモンであるエストロゲンの分泌は、セロトニンの分泌と比例関係があるとされています。

つまり、月経前にエストロゲンが減ってしまうことによって、セロトニンも減ってしまいます。月経前症候群(PMS)の一種です。

このセロトニンの減少で血管が拡張し、頭痛を引き起こします。生理に伴う片頭痛は、他の原因による片頭痛と比べて非常に痛みが強いとされています。

下記の対策を行って、女性ホルモンのバランスを整えるようにしましょう。

 

<対策>

食事・生活を改善する(急激に血糖が上がるような食事、ビタミン・ミネラル・良質のタンパク質・良質の油脂の少ない食事は腸内環境を乱し、ホルモンのバランスを崩し、PMSを悪化させます。)
適度にストレスを管理する
早寝早起き、ウォーキングなどの軽い運動でセロトニンの適正化を促す
電子機器を使いすぎない

適切な食事生活療法で改善しない場合や頭痛薬以外の対策
COMTやMAO Aなどのセロトニンやエストロゲンの代謝遺伝子の発現などに特徴がある場合、食事や生活だけではなかなか改善しません。こうした代謝酵素の特徴や遺伝子の発現の状態を調べて、それに対処する方法もあります。

 

ストレスによるもの
ストレスを感じた時に頭痛を訴える人も多いもの。ストレスの原因をなるべく避けて、心の安定を保つのが有効です。

週末頭痛(精神的なストレス)
意外なことに、ストレスから解放された時にも片頭痛が起こる場合もあります。「週末頭痛」と呼ばれ、仕事で常にストレスを抱えている人が、週末になると決まって片頭痛を起こすことも多いようです。これは、ストレスで収縮していた脳の血管が、ホッとした瞬間に急激に緩むためだと考えられています。

仕事の量を調整するなどストレスを感じないようにするのが一番の対策ですが、難しい場合は次のことに気をつけて週末を迎えてみましょう。過ごし方を少し変えるだけで、週末の頭痛が軽減するかもしれません。

 

<対策>

休みの前の日に深酒をしない
休みの日の寝坊は1時間程度にとどめる
休みの日に朝食を抜かない

生活習慣によるもの
生活習慣や日常の何気ない行動が、片頭痛の原因になっている場合があります。原因を見極め、適切な対処をしましょう。

(1)空腹時の片頭痛
「お腹が空いた時に頭が痛くなる」という人は、低血糖が原因かもしれません。片頭痛の原因のひとつとして紹介したように、血糖値が下がると、生命維持のために脳からノルアドレナリンやアドレナリンが分泌されます。それにより、脳の血流が変化してしまうのです。

また、血糖値が低くなると、それを正常に戻すために、血液中に「遊離脂肪酸」と呼ばれる物質が放出されます。この「遊離脂肪酸」が脳の血管を傷つける「活性酸素」を作り出すため、片頭痛を引き起こすことも考えられています。

お腹が空いた時、ジュースやクッキーやチョコレートやなどの甘いものを食べると急激に血糖値が上がりますが、その後、急激に下がってしまうと片頭痛の原因になります。空腹時は血糖値を緩やかに上げ、持続しやすい食べ物を選ぶとよいでしょう。

 

<対策>

低血糖を避けるため、三食しっかり食べる
食事の時は、野菜から先に食べる
お腹が空いた時に甘いものやパンは食べない
おやつにはナッツ(ピーナツを除く)やアボカドなど、血糖を急激に上げにくい食べ物を選ぶ

 

(2)血行促進による片頭痛
運動した後に頭が痛くなるという人は、血行が促進されたため、脳の血管が一時的に拡張していると考えられます。ほかにも、入浴や飲酒などで血行がよくなると、頭痛が引き起こされることもあります。

 

<対策>

血流を落ち着かせるため、横になって痛みが和らぐまで休息をとる
休息する時は静かで薄暗い場所を選ぶ(刺激の多い場所を避ける)
頭や首筋を冷たいタオルなどで冷やし、血流を落ち着かせる(過度に冷やさないように注意)
過度の飲酒を避ける

 

引用 片頭痛の原因と症状 | 薬に頼らない対処法 | Sleep Styles

 

www.sleepstyles.jp

 

今回もResilience Days 読んで頂きありがとうございました。

次回は脳梗塞とは?です。


またResilience Days をよろしくお願い致します。